令和5年 度東京都教職課程学生ハンドブック
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−3− Q 東京都の教員になるために、⼤学⽣のうちにしておくとよいと思うことは何ですか︖ A 可能であれば、実際の現場を知る機会があるとよいと思います。私は、大学在学時、中学校で特別支援学級の介助員と放課後の学習支援を⾏っていました。実際に様々な⽣徒と関わることで、教員の目線で物事を考えられるようになれたと思います。 Q 教育実習に臨むに当たり、どのような準備をしましたか︖ A 大学の教育実習に関する講義をきちんと受け、模擬授業などを通して⼈前に⽴つことに慣れる努⼒をしました。また、事前打ち合わせの際に受けもつ授業範囲を把握し、知識を深めました。事前にどのような授業をやりたいか考えておくと気持ちにも余裕が出てくると思います。 また、教員になったときに経験が⽣きてくることは何でも実践してみることも大切だと思います。担任になったときに改めて感じたのは、PDCAサイクルの大切さです。これは、⽇々のHR活動や⽣徒の進路実現に必要なことだと思います。そして、時間管理を徹底することも大切です。⾏事の際に、ゴールから逆算して活動することで、⽣徒指導に余裕をもつことができます。いずれにしても、⽣徒に実践させるには⾃分ができていないと指導できないので、大学⽣のうちから習慣付けておくとよいと思います。 同僚からも信頼される教師 所属校紹介 ⽣徒が活発で校舎もきれいな学校です。⽣徒の進路先は多岐にわたり、教員は、⽣徒一⼈ひとりのニーズに合わせた指導を⾏っています。 Q 教職につく前に不安に感じていたことなど ありましたか︖ A 教員は残業時間が多いと聞いていたので、 勤務については不安に感じていました。 しかし、実際はある程度⾃分でコントロー ルできると、そのことに気付いてからは、ラ イフ・ワーク・バランスを意識して時間管理 をするようにしています。 PROFILE 出身地︓東京都 専門教科︓地理歴史科(⽇本史) 目指す教師像︓授業で⽣徒を引き付け、保護者・伊波 勇樹 先⽣ 東京都⽴⽇本橋高等学校 教諭

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