−37− ◎生徒指導提要(令和4年12⽉) 以下の文部科学省のホームページからダウンロードできます。 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1404008_00001.htm か︖ A まずは、指導や援助の在り方を教職員の価値観や信念から考えるのではなく、児童・生徒理解(アセスメント)に基づいて考えることです。次に、児童・生徒の状態が変われば指導・援助方法も変わることから、あらゆる場面に通⽤する指導や援助の方法は存在しないことを理解し、柔軟な働きかけを目指すことです。そして、どの段階でどのような指導・援助が必要かという時間的視点をもつことが重要です。 【発達支持的教育相談】 様々な資質や能⼒の積極的な獲得を支援 個々の児童・生徒の成⻑・発達の基盤をつくるもの 【課題予防的教育相談︓課題未然防⽌教育】 いじめや暴⼒等を防⽌するプログラムをSCと協⼒し企画 【課題予防的教育相談︓課題早期発⾒対応】 丁寧な関わり、観察、定期的な面接、作品の活⽤、質問紙調査等 の方法を⽤いて悩みをもつ児童・生徒を早期発⾒、スクリーニング 会議、リスト化と定期的な情報更新、個別の支援計画、グループ面接、関係機関を含めた学校内外のネットワーク型の構築 【困難課題対応的教育相談】 教育相談コーディネーターを中心に情報を収集し、SCやSSWの専 門性を生かしながらアセスメントを⾏い、地域の関係機関と連携・ 協働して支援する。 「丁寧な関わりと観察」を通じて、児童・生徒の心⾝の変化を的確に 把握するように努めます。次のようなサインは、背後に何らかの問題が 隠れている可能性を想定して対応することが求められます。 ●学業成績の変化(成績の急激な下降等) ●⾔動の変化(急に反抗的になる、遅刻・早退が多くなる、つき合う ●態度、⾏動面の変化(⾏動の落ち着きのなさ、顔⾊のすぐれなさ、表 ●⾝体に表れる変化(頭痛、下痢、頻尿、原因不明の熱等) 友達が変わる等) 情のこわばり等) ② 児童・⽣徒理解と教育相談 ◎4類型に基づく教育相談の方法 ◎丁寧な関わりと観察 基本的な教育相談の技法を学び、児童・生徒理解に生かせるようにしましょう。 Q 教育相談において、教職員には、どのような姿勢が求められるでしょう
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