令和5年 度東京都教職課程学生ハンドブック
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−36− (2)児童・⽣徒理解と⽣活指導 ① 集団の把握と⽣活指導 よいでしょうか︖ 運動やスポーツとの多様な関わり(する・みる・支える・知る)を通して、健康で活⼒に満ちた生活をデザインする資質・能⼒を育むことが求められています。 体⼒を高めるためには、体育・保健体育の時間だけでなく、 学校生活全体を通して、児童・生徒の⾝体活動量を増加させる 取組が必要です。そのため、体育の授業では、⼦供たちが、 自分の運動や健康に関する課題解決に向けて、楽しみながら 主体的に学習できるようにすることが⼤切です。 体⼒向上についての取組 Tokyo体育健康教育ポータルでも、東京都の児童・生徒の体⼒の状況や、体⼒向上に向けた取組を紹介しています。 https://www.taiiku-kenko-edu.metro.tokyo.lg.jp/ いじめに関するアンケートや、その他の調査等で気になる記述を⾒付けたら、すぐに管理職や他の教員に相談し、早期対応に努めましょう。 児童・生徒の体⼒を高めていくことの重要性と、体育の授業で重視することを理解しておきましょう。 Q 児童・⽣徒の体⼒を向上させるために、どのようなことに気を付ければ A 現在、児童・生徒の体⼒や運動習慣には、⼆極化傾向が⾒られるため、 生活指導の意義や、集団の状況把握の仕方について、理解しましょう。 Q 児童・⽣徒の集団の状況は、どのように把握すればいいのでしょうか︖ A 授業中はもちろん、朝の始業前の時間や、休み時間、給食の時間などに児童・生徒の様⼦を観察したり、積極的にコミュニケーションをとったりして、⼦供同士の⼈間関係や集団の雰囲気を把握しましょう。部活動の顧問教諭や、養護教諭等と日常的に情報交換することも、状況の変化にいち早く気付くきっかけとなります。 ⑧ 児童・⽣徒の体⼒向上

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