令和5年 度東京都教職課程学生ハンドブック
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−34− ◎道徳教育で活⽤できる指導資料 Q 道徳科の授業では、どのような指導を⼼掛ければよいでしょうか︖ A 児童・生徒の発達の段階に応じ、答えが一つではない道徳的な課題を、一⼈一⼈の児童・生徒が自分自⾝の問題と捉え、向き合う「考え、議論する道徳」を実践していきましょう。 また、家庭や地域社会と連携して、児童・生徒の 自尊感情や自己肯定感を高めていきましょう。 ◎道徳授業地区公開講座 東京都教育委員会では、学校、家庭及び地域社会が連携して児童・生徒の豊かな心を育むとともに、小・中学校等における道徳教育の充実を図ることを目的に、区市町村教育委員会と連携しながら、都内全ての公⽴小・中学校等で道徳授業地区公開講座を実施しています。道徳授業地区公開講座では、保護者や地域の方々に道徳科の授業を公開するとともに、参観者による意⾒交換会を実施しています。 ◎都⽴⾼校独⾃教科「人間と社会」の実施 東京都教育委員会では、平成19年度から実施の都独自教科「奉仕」を発展的に統合し、⼈間としての在り方生き方に関する新教科「⼈間と社会」を必履修教科として新設し、平成28年度から全ての都⽴学校等で実施しています。 東京都教育委員会では、道徳教育で活⽤できる指導資料を作成しています。東京都教育委員会ホームページからダウンロードできます。 https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/morality/ 小・中学校等における道徳教育及び「特別の教科 道徳」の目標、内容等に基づいて、児童・生徒の道徳性を養うことの重要性を理解しましょう。 高等学校においては、生徒が⼈間としての在り方生き方を主体的に探究できるようにすることの重要性を理解しましょう。 ⑤ 道徳教育の充実

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