4・523 ■4 評価(評価方法) ● 日本の地域について、都道府県名や地域の気候、特産物について理解 することができる。(スライド・ワークシート) ● 平野、山脈等、学習に必要な言葉を理解している。(スライド・ワーク シート) ● 自分の国や日本の地域について調べ、順番を考えて日本語で発表して いる。 (発表) ■5 在籍学級(在籍校)との連携 ● 社会科(地理)で、世界の気候について学習する際に、本単元で取り 組んだ「自分の国」について発表する機会をもつ。または、在籍学級 で日本の気候を学習する際に、自分の国の気候について発表する機 会をもつ。【本モデルの活用例】・ 生徒の能力によって、発表原稿に既習の文型や表現を盛り込む工夫をする。 他の授業の際に、本授業内容をクラスで紹介することで、日本人生徒への国 際理解につながる。88具体的な様子指導・支援の工夫主な学習活動1 日本の地域について知る。 T : ○○さんが住んでいるところ はどこですか。(地図で探させる) S : 東京都○○区(市・町・村)です。 T :(板書で確認)2 日本の気候や特産物などについて知る。 T :この場所では、何を多く作って いますか。 S : リンゴを多く作っています。 T :そうですね。リンゴが特産物で す。まとめて言いましょう。 S : ○○県でリンゴを多く作ってい ます。リンゴが特産物です。」1 雨温図を用いて日本の地域ごとの気候を比較する。 T :雨温図を見て、〜と〜を比べて みましょう。〜より〜のほうが雨 が多いです。○と○はどうですか。 S : 〜より〜のほうが、雨が多いです。 T : そうですね。気温はどうですか。 S : 〜より〜のほうが、気温が低い (高い)です。2 自分の国と日本について比較し、発表資料を作る。● 資料を基に、自分の国の特産物や気候について調べる。● モデル資料を基に、調べたことを発表するための資料を作成する。1 調べたことをまとめ、発表の準備をする。 ❶ 調べたことをまとめて書く。 T : まず、調べて分かったことを書 きましょう。箇条書きにしましょ う。書けたら、確認します。 S : 〜には、〜がありました。 〜より〜のほうが、○○が多い です。 ❷ 発表するための原稿を書く。 ● 発表で使う表現を確認する。 これから〜について、発表しま す。〜について調べて、〜とい うことが分かりました。 はじめに〜、次に〜、最後に〜で す。 これで、発表を終わります。 ● 原稿をかく。2 発表の練習を行う。 ❶ タブレット端末で発表の様子を 撮影する。 ❷ 読みづらい箇所や、伝わりにく い箇所を修正する。● NHK for School や地図帳を活用する。● 自分の住む地域(東京都や区市町村)の位置や読み方を確認する。● 生産量が分かるグラフや表を示す。● 特産品が気候と関係することに気付かせる。● 次の話型を示し、使うよう促す。「○○県で〜を多く作っています。」「〜が特産物です。」● 学習した表現を黒板に提示してく。● 雨温図を用意しておく。● 自分の国の特産物や気候について調べさせる。● 他の生徒が作った発表資料を例として示す。● 母語で読み書きができる場合は、翻訳ソフトを用いて書きたい内容を日本語に翻訳させ、それを適した日本語に書き換える支援をする。● 自信をもって発表できるよう、自分が話しやすい語彙・表現に変更する支援をする。● 発表を聞いて参考にしたい点があれば、自分の発表に生かすよう伝える。● タブレット端末の翻訳ソフトを使ってもよいことを伝える。● 読みやすいよう、原稿の句読点や漢字の読み方を練習する。● タブレット端末で撮影した発表練習の動画を振り返り、読みづらい箇所がないか確認する。どのように読んだらより伝わる発表になるか考えさせる。中学生タイプ別に見る日本語指導モデル ●11タイプ C 2/2
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