3□789 ◆できごと・事件書くようなこと。不思議なことを想像して書こう ■4 評価(評価方法) ● 構成を考え、表し方を工夫して、様子が詳しく分かる物語を書いている。 (作品) ● 人物像や様子を表す言葉を物語の中で使っている。 (作品) ● メモから物語の構成を考え、物語の文章を進んで書いている。(観察) ■5 在籍学級(在籍校)との連携 ● 学んで知った「様子を表す言葉」や「気持ちを表す言葉」を取り入れて 物語を完成させ、発表することにより、在籍学級の児童からも認められ、 書くことへの自信をつけることができる。また、在籍学級の児童の手本 となることもできる。【本モデルの活用例】・ 第2学年の物語を書く単元でも、同様に行える。・ 想像力が豊かなこの時期に、思う存分想像したこと・書きたいことを日本語で 表現させる。84具体的な様子10指導・支援の工夫主な学習活動4 何と出会い、どんな事件が起こるか、そしてどう解決していくかについての場面ごとのメモを作る。 T : へびの大きさや性格について メモを書きましょう。 S : 電卓くらい長くて、太い、すごく おこりっぽいへび。● まだ使ったことがない「気持ちを表す言葉」や「様子を表す言葉」を取り入れて書く。5 「場面メモで書いた言葉を文章として書く。接続詞や物語にふさわしいつなぎの表現について学ぶ。 T : メモの言葉を使って物語を書 いていきましょう。こんな「つな ぎの言葉」を使うと、物語らしく なって素敵ですよ。 (例)すると・そのときです・とつ ぜん S : すると、そのときです。大きな 白熊が、とつぜんおそろしい声 をあげて立ち上がりました。6 推敲の仕方を知り、読み手に分かりやすい表現になるように自分で文章を直す。7 日本語学級の仲間で読み合い、感想を伝え合おう。8 在籍学級で発表し、感想をもらう。または、在籍学級での読み合う会に参加する。● 教科書巻末にある、まだ使ったことのない「様子を表す言葉」「気持ちを表す言葉」を言葉の学習として扱う。自分の物語の中で、その言葉を扱うことで、自分の言葉として今後も使うことができるようにする。● 「すると・そのときです・とつぜん」など、読み手をはっとさせる表現を入れていくことで、書き手の児童自身も物語の筆者として楽しめるようにする。● 自分で読み直して、訂正記号を書き入れられるように、推敲の仕方を表した資料を用意する。● 音読の工夫(速さ、声の高さ、強さ、間の取り方、気持ちを込めた抑揚など)をしながら、音読練習をさせる。● 一言感想のメッセージカードを用意し、物語の良いところを書いてもらえるように担任と打ち合わせをしておく。感想をもらえることで、書くことへの自信につなげる。小学生【前半】タイプ C 2/2タイプ別に見る日本語指導モデル ❾
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