日本語指導ガイドライン
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3           2/22345                 ■4 評価(評価方法) ● 明かりがつくつなぎ方と、つかないつなぎ方を理解し、明かりがつくつ なぎ方を説明している。(観察・ワークシート) ● 電気の通り道に関わる教科の用語の意味を理解し、実験活動で使って いる。(観察・ワークシート) ● 「つく・つかない」「つなぐ」という言葉を使い、実験の結果を説明してい る 。(観察・ワークシート) ■5 在籍学級(在籍校)との連携 ● 在籍学級の担任と進度や内容を確認する。ワークシートなど、在籍学 級で使うものがある場合は、通級時に持ってきてもらい、できるだけ同 じもので学習する。 ● 基本的な内容を中心に先行学習しているため、在籍学級での学習の際 に、教科の用語などを、再度確認できる。また、教師の説明や教科書の 内容の一部が理解でき、児童が意欲的に学習に取り組むことができる。 【本モデルの活用例】・ 4年〜6年理科「電流」や   「電気」の事前学習76具体的な様子指導・支援の工夫主な学習活動3 本時の目標を確認する。 「豆電球に明かりをつけよう。」 T : どうしたら豆電球にあかりがつ  きますか。何か使いますか。 S : 電池? T : 他には? S : …。4 実験で使うものを確認する。● 実物を見せながら名前を確認する。 T : これは何ですか。 S : 電池です。 T : 電池。 S : 電池。● 繰り返し、何度か練習する。 (他の語彙) 豆電球、乾電池、ブラスきょく、マイナスキョク、ソケット、導線、導線つきソケット、つなぎます。5 つなぎ方を自由に試す。  T : ソケットに豆電球を入れます。  電池を使います。自由に調べま  す。ワークシートに書きます。6 実験の結果を記入する。● 赤導線(赤鉛筆で)、黒導線(鉛筆で)はどこにつなぐのか、線を記入する。● 実験の結果として分かったことを記入する。7 結果を言葉で説明する。 T : どうでしたか。結果を教えてく  ださい。  S : 乾電池のプラスきょくに赤い導線、  マイナスきょくに黒い導線をつ  なぎます。明かりがつきました。 S : 乾電池のプラスきょくに黒い導線、  マイナスきょくに赤い導線をつ  なぎます。明かりがつきました。 S : 乾電池のまわりに導線をつなぎ  ます。明かりがつきませんでした。8 まとめ● 学習した用語を使い、自分でまとめる。● まとめたことを発表する。 「かん電池のプラスきょくとマイナスきょくに導線をつなぐと、明かりがつきます。」● 懐中電灯に使われている電池を見せる。● 実験セットを用意し、乾電池や豆電球は事前に切れていないか確かめておく。● 知っているものは、できるだけ答えさせるようにする。● 音(声)と文字で確認する。● 児童の様子を見ながら、いくつかの方法で確認する。 T : 豆電球 S : (豆電球をタッチ) T : これは何ですか。 S : 豆電球です。● ワークシートを用意する。● 明かりがつかない場合も記入させる。● 児童の実態に合わせ、文型を用意しておく。 ◆ 「ーー にーー をつなぎます。  あかりがつきました。 ◆ 「ーー にーー をつなぎます。  あかりがつきませんでした。● 「乾電池につなぐ」だけの場合は、乾電池のどこにつなぐのか答えるように指導する。 ● 導線の色は関係ないことに気付 かせる。● 一人でまとめるのが難しい場合は、教師が一緒に言葉を入れながらまとめる。小学生【前半】タイプ Bタイプ別に見る日本語指導モデル ❺

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