日本語指導ガイドライン
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2           2/2345             ■4 評価(評価方法) ● 三角形、四角形の意味や、辺、頂点の意味を理解し、身の回りのものの 中から三角形、四角形を見付けている。(観察) ● 三角形と四角形に関わる教科の用語を理解し 、三角形や四角形を説 明している。(観察) ● 「かこむ」「かこまれる」という言葉を理解し、線や直線を引いて図を描 いている。(ワークシート) ■5 在籍学級(在籍校)との連携 ● 在籍学級の担任と進度や内容を確認する。 ● 基本的な内容を中心に先行学習しているため、在籍学級での学習の際 に、教科の用語などを、再度確認できる。また、教師の説明や教科書の 内容の一部が理解でき、児童が意欲的に学習に取り組むことができる。【本モデルの活用例】・ 算数3年「三角形」、4年「四角形」  など、図形領域の事前学習74具体的な様子指導・支援の工夫主な学習活動4 2つの形を比べる。 T : この形は何ですか。 S : さんかくです。しかくです。 T : さんかくは、「三角形」と言いま  す。しかくは「四角形」と言います。 S : 三角形。四角形。(繰り返す) T : (線を指して)これを辺と言いま  す。(角の先を指して)これを頂  点と言います。 S : 辺(へん)。頂点(ちょうてん)。 T : 2つの形は同じですか。違いますか。 S : 違います。 T : 辺は何本ありますか。 S : 3本。/4本。 T : そうですね。頂点はいくつあり  ますか。 S : 3つ。/4つ。 T : そうですね。5 三角形と四角形を確認する。● 辺や頂点の数をもう一度確認する。  「三角形」:へん3本 ちょうてん3つ  「四角形」:へん4本 ちょうてん4つ● ワークシートに「三角形」「四角形」「へん」「ちょう点」を書く。6 身の回りのものから、三角形と四角形を探す。  S:へんが○本あるので、三角形/四角形です。  S:ちょう点が、○つあるので、三角形/四角形です。● 「三角形」「四角形」「辺」「頂点」などの用語を確認する。● 用語を説明するときは、図を示して伝える。● 言うときは、「さんかっけい」「しかっけい」でもよいことを伝える。● 繰り返し言わせる。● 助数詞の読み方を確認する。  ◆本:ほん、ぼん、ぽん    さんぼん、よんほん● 辺や頂点の数を確認しながら、まとめる。● 小テストのように、用語の定着を確認してもよい。● 四角形(ノート、テレビ等)、三角形(三角定規、トライアングル等)を準備しておく。● ミニボードに、答え方を示す。小学生【前半】タイプ Bタイプ別に見る日本語指導モデル ❺

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