❷ 母語で身に付けてきた教科に関する知識や技能を生かしながら、日本 語を易しく言い換えたリソースなどを利用して、高校の学習に取り組 むことができる。12 ■1 生徒の実態 来日直後で、日本での学習経験がなく、日本語もこれから学ぶ。 ■2 日本語指導の目標(「個別の指導計画」日本語指導の目標) ❶ 学校生活において必要となる、基本的な日本語を理解し、先生や友達 と日本語でコミュニケーションをとることができる。 ★本単元は①に基づき、「生活のための日本語」の授業の一環として実施 ❸ 将来の進路を具体的に考え、その実現に向けて高校生活の目標を設 定し、周囲の仲間に自分の考えを伝えることや社会的活動に主体的に 参加することができる。 ■3 指導形態 学校生活の様々な場面で必要な「許可をもらう」表現について学ぶことで、 必要に応じて、先生や友達から許可をもらうことができるようになる。また、相 手に許可を求められた場合にも、適切に答えることができるようになる。 出身国や出身地域によっては、学校から許可をもらわなければならないこと が異なる場合が想定される。スマートフォンの使用や写真の撮影等、実際に許 可が必要となる場面を中心に扱い、理解を促す。[ 1 ] 対象児童について[ 2 ] 本単元について[ 3 ] 日本語指導案 ■1 単元名 「許可をもらう」 ■2 単元目標 ● 「〜てもいいですか」という表現を使って、日本語で先生や友達に許可 を得ることができる。 ■3 展開69具体的な様子語 彙主な学習活動表 現指導・支援の工夫 週2回 合計4時間、自校 グループ指導 動詞(使う、書く、話す、読む、見る、食べる、つける、開ける、電話をする、質問をする、来るなど)・ 〜てもいいですか。・ 〜てもいい?国際交流基金日本語国際センター『エリンが挑戦!にほんごできます。』https://www.erin.jpf.go.jp/jp/1 平仮名・片仮名を復習する。2 本時のめあてを確認する。 「許可をもらう」3 動画を視聴し、表現を確認する。 T : (基本スキットの最初の場面を 表示しながら)これは、どこです か。 S : 店です。 T : そうです。これから動画を見ま す。エリンは何がしたいですか。 店の人に何と言いましたか。よ く聞いてください。 ※ 視聴後、「着てもいいですか。」 を確認● 使用教材例『日本語指導ハンドブック』(デジタルブック)「ぐるぐる平仮名・片仮名」等● よく間違える文字があれば、身近な単語等を活用し、練習させる。● 高校生活の中で必要となる場面を取り上げながら確認する。● 使用教材例『エリンが挑戦!にほんごできます』第10課● 「まんが基本スキット」を活用し、生徒に質問等をしながら、内容を確認する。● 英語訳や中国語訳を活用し、母語等でも確認や理解ができるようにする。高校生 1/2タイプ Aタイプ別に見る日本語指導モデル ❹
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