6 特集学校の組織的な取組取組の概要学校の概要 取組のポイント日本語指導の充実に向けて(校長から)1年間の流れ月 内容等項目 中野区立中野東中学校4月 アセスメント 8月 グローバル委員会 9月 日本語指導校内研修② 中野区国際交流協会(ANIC)での指導について10月 都立入試の仕組説明 12月 日本語指導校内研修③ 日本語指導推進校としての日本語指導理解のための研修3月 アセスメント 通年 通常授業への支援 ●平成30年に中野区立第三中学校と中野区立第十中学校が統合されて開校した。中野区立第三中学校は、昭和49年から海外から帰国した「帰国生徒」の受け入れ校であった歴史から、現在も帰国生徒を受け入れている。●令和6年度は、生徒全体の約13%が外国人生徒・帰国生徒等であり、日本語の支援を必要とする生徒も多くいる。●年間を通じ、約20名の生徒が海外から転入している。●各学年に帰国生徒コーディネーターの教員を配置するとともに、昨年度まで副校長、日本語指導担当等で構成していた「帰国適応委員会」を、今年度より「グローバル委員会」と変更し、よりきめ細かくかつ広く学校全体で取り組んでいる。●研修会を計画的に実施することで、教職員の理解促進を図るとともに、共通の認識で生徒の指導を行えるようにする。●中野区国際交流協会(ANIC)等の外部人材の協力を得ながら、きめ細かな指導・支援につなげている。●多様性教育の視点から、一般生徒と連携し、様々な教育活動を展開している。●「帰国生徒等保護者会」を開催し、保護者の不安を軽減し、連携している。●年度初めに教員に対し、帰国生徒等対応の実態と個別の生徒理解研修会を行い、学校全体で取り組む土壌をつくる。●ANICでの日本語学習の時間を中学校教員が見学し意見交換することや、本校でのANIC指導者による日本語指導の際、本校教員が見学し指導方法を学ぶ。●加配教員およびコーディネーターによる校内研修で全教員がDLAについて学ぶ。●東京都による「日本語指導理解のための研修」を実施し、動画でいつでも学べる環境を整備する。●上記の取組を踏まえ、生徒への指導・支援について協議したり、共通理解を図ったりする機会を設け、学校としての方針を明確にした。日本語指導ガイダンス 本校の日本語指導の沿革、児童の実態、受け入れまでの流れ、実際に行っている日本語指導の種類グローバル委員会 帰国生徒保護者会 日本語指導校内研修① DLAとは、日本語指導を行う視点等についてグローバル委員会 帰国生徒保護者会 都立入試資格審査 帰国生徒保護者会 グローバル委員会 ANICへの学校情報提供 行事予定表送付・授業観察・日本語指導見学面談の実施 国際交流教室の実施 「やさしい日本語」対応 定期考査のルビふりや大切な通知の対応英語対応相談員配置 実態把握し、授業支援や日本語指導の計画に活用今年度の指導・支援の方向性の確認本校の日本語指導について、卒業生保護者からの体験談PTAからの活動説明個別指導計画整理 9月以降の日本語指導について9月転入生の把握在籍学級における指導・支援の手だてについて9月転入向け本校の日本語指導について、卒業生保護者による卒業生の進路決定から近況についてのお話資料配布・説明 東京都説明会案内都立入試資格審査次年度のクラス分けに活用3年生保護者より帰国生徒の受験の取組について次年度の指導・支援の方向性の確認通常の授業観察やサポートを通して早期順応コーディネーターによる個人面談・保護者連絡(学級担任)月1回放課後にALTを中心とした国際感覚保持活動英語が話せる心理士資格のある相談員を配置し、相談体制確保豊かな国際感覚をもち、グローバル社会で活躍できる人材の育成
元のページ ../index.html#7