日本語指導ガイドライン
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345     ■4 評価(評価方法) ❶ ぐう、ちょき、ぱあなどの表現を使って、じゃんけんをしている。(観察) ❷ おにごっこのルールを理解し、友達と楽しく遊んでいる。(観察) ■5 在籍学級(在籍校)との連携 ● 体育の学習や休み時間に、学級の友達とおにごっこをする 。 ● 自国のじゃんけんを在籍学級の友達に紹介する。その際、日本語学級 の担当や在籍学級の担任がサポートする。【本モデルの活用例】64具体的な様子指導・支援の工夫表 現主な学習活動・ 帰りの会でのじゃんけん ・ 給食おかわりじゃんけん ・ 休み時間に友達と遊ぶ ・ 体育の「おにあそび」 ・ 総合的な学習の時間での各国の   文化紹介 など3 おにごっこのルールを知る。❶ じゃんけんで負けたら、「おに」になる。❷ おには、他の人をタッチする。❸ 「おに」にタッチされたら、「おに」になる。 S : 〇〇さんが「おに」です。4 教室内で遊び方を知る。❶ かわりおに  「おに」は交代する。❷ ふやしおに  「おに」が増えていく。5 感想を伝え合う。● 本時の学習について、感想を述べる。 T : どうでしたか。 S : たのしい。 S : おにごっこ、おもしろい。  (つまらない/むずかしい)6 終わりの挨拶● おにが誰かわかるよう、慣れるまで「おに」カードを使う。● おにになったら、カードを持たせる。声に出して「おに」なった人の名前を確認する。● できるだけ少ない言葉で理解できるよう、教師が行動で示す。● ルールを理解しやすいよう、走らずにゆっくり歩いて行う。● 時間があれば、「こおりおに」など他のおにごっこを紹介したり、慣れてきたら、体育館や校庭で実施したりする。● 口頭で振り返りをする。● 言葉で説明ができない場合は、表情の絵カード(『たのしいがっこう』「②からだのちょうし」等を活用)で示してもよい。● 後日、在籍学級で自国のじゃんけんを紹介するなどの取組を行う。小学生【前半】           2/2タイプ Aタイプ別に見る日本語指導モデル ❶

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