日本語指導ガイドライン
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■■ キーワードガイドライン・委員会活動・多様性 ・理解児童・生徒、保護者等の理解促進世田谷区立上北沢小学校6-3[ 国際委員会 番組(動画)作成の様子 ][ 委員会作成の番組(動画)      をクラスで視聴 ]58日本語指導推進ガイドライン 6-3全ての児童・生徒や保護者と地域の理解促進実際の様子成果児童・生徒や教員の感想今後に向けて取組のポイント取組 国際教室の児童が住んでいた国について、朝の学習時間に紹介してもらうことで、他の児童や教員の当該児童の背景等に対する理解を促進する。● 朝のワールドタイム 5月 • 委員会の一つである「国際委員会」で、国際理解につながる活動を計画• 身近な存在である国際教室を利用している児童等に協力してもらい、 世界の国の文化について紹介する企画を考案• 朝のワールドタイム(英語学習の時間)にて実施することを決定                       6月 • パイロット版として、海外在住経験のある教員をゲストにした番組を制 作し放送• 国際委員会の児童はチームを組み、国際教室の児童等と交渉し、2回 目以降の番組を制作     〈交渉の方法〉 各クラスに出演希望のアンケートを実施、個別に勧誘など 7月 国際教室の児童(アメリカ在住経験)をゲストにした番組を制作・放送 9月・10月 3回目以降(ゲスト:国際教室の児童)の番組制作 11月 国際教室の児童をゲストにした番組を放送■第 6 章 専門性の向上と理解促進● これまで、国際教室の児童が全校児童の前で話をしたり、焦点が当たったりする機会はなかった。彼● 国際教室の児童も一緒に企画を考えたり、インタビュアーとして取り組んだりするなどし、番組内容を● 外国だけでなく、帰国・外国人児童からの視点も踏まえて、日本の文化の紹介を行い、異文化理解に繋らが暮らしていた国での経験を伝えることで、他の児童の学びになり、自身のアイデンティティや背景等への自信や愛着を深めることにつながった。また、他の児童や教員にとっても、国際教室の児童のことを知る機会になった。〈教員〉● 他の児童は、身近な友達から外国の話を聞くことで、世界を身近に感じることができるとともに、国際教室の児童のことを更に知ることができた。● 学級担任や国際教室担当以外の教員は、国際教室の児童について更に知ることができた。〈児童〉● 自分が育った国のことや自分のことを知ってもらえて嬉しかった。皆で検討していく機会をもつ。げていく。朝のワールドタイムを活用した、文化の多様性に対する理解の促進 

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