日本語指導ガイドライン
58/92

ガイドライン6-1ガイドライン6-2(瑞穂町立瑞穂第二中学校)■1 関連項目 「日本語指導担当教員の専門性の向上」■2 取組のポイント  都教育委員会主催の日本語指導に係るセミナー等に  参加することで、日本語指導や校内体制の充実を図る。■3 主な取組内容 〈課題〉 初めて日本語指導を担当するため、日本語指導に関する知識や情報等が十分 ではない。地区内に、日本語指導担当教員もいないため、指導方法等について 相談することも難しい。  〈参加した研修〉•日本語指導理解促進セミナー、DLA実施者養成講習     〈研修を通じて理解を深めたこと〉•様々な角度から生徒の日本語の能力や学習歴、授業等での様子を把握 し、 一人一人に応じた日本語指導を実施していくことの重要性や具体的な取組  (母語の活用等)■4 成果  ● 研修での協議を通じ、具体的な指導方法について経験のある教員に教えて   もらったり、他校の事例を聞いたりすることで、指導の改善・充実につなげる  ことができた。   ● 国語科の教員が担当となり、教科としての専門性を日本語指導に生かすこと  ができた。    ● DLA等により、生徒の強みや課題を踏まえて指導していくことができるよう  になった。生徒が苦手としていた作文にも前向きに取り組むようになり、在  籍学級で発表することもできた。また、授業前に教員を呼びに来るなど、日  本語の授業を楽しみにしている。  ● 日本語指導プログラムの具体的な指導方法(教材、指導内容等)については、   今後も、理解を深めていきたい。校内でも、研修で学んだことを発信する機  会をもっていきたい。(武蔵村山市教育委員会)■1 関連項目  「全ての教職員の理解促進と資質・能力の向上」■2 取組のポイント  講義に加え、日本語学級による発表を実施することで、地 区における指導の実際について理解を深め、日本語学級と 在籍学級が連携し、児童・生徒への指導・支援の充実を図る。■3 主な取組内容  テーマ: 外国人児童・生徒等に対する日本語指導の充実について  日 時: 夏季休業中に実施(2時間)  対 象: 日本語学級の教員及び日本語学級に通級する  主な内容:      −校内での指導・支援と校外との連携−」■4 成果 〈研修参加者の感想〉    ● 年齢的な発達と日本語の習得状況を踏まえて日本語指導をすること等、外  国人児童・生徒等への指導の具体的な在り方を知ることができ、今後の指導  や支援、新たに児童・生徒を受け入れたときの対応方法等のイメージを明確  にすることができた。  ● 学校が一体となって、外国人児童・生徒等への対応に取り組んでいき、子供  〈研修担当指導主事〉  ● 日本語指導が必要な児童・生徒の存在についての認識や、しっかりと指導・  支援していかなければならないという意識を、参加者全員で共有できたこと  は成果である。また、日本語学級の存在だけでなく、指導方針や具体的な指  導内容を知る機会をもてたことは、今後、市内において、日本語指導が必要  な児童・生徒の指導・支援を進めていく上で、意義のあることだった。次年度  以降も、夏季研修等のテーマとして扱っていきたい。57日本語指導推進ガイドライン 6-2全ての教職員の理解促進と資質・能力の向上日本語指導推進ガイドライン 6-1日本語指導担当教員の専門性の向上児童の学級担任等(令和6年度14名参加)•講義「日本語指導の充実に向けて」(都教育委員会指導主事)•発表「村山学園日本語学級の取組について」(日本語学級主任)•協議「日本語指導が必要な児童・生徒のために、私にできること  たちの困っていることに寄り添っていきたい。■第 6 章 専門性の向上と理解促進校外の研修等を活用した専門性の向上日本語学級と在籍学級の連携を目指した研修の実施

元のページ  ../index.html#58

このブックを見る