日本語指導ガイドライン
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   ■■ キーワードガイドライン・校外の日本語指導・連携教職員の理解、資質・能力の向上中野区立中野東中学校6-2[ ANICでの日本語指導 ][ 学校での日本語指導 ][ 情報共有シート ]54日本語指導推進ガイドライン 6-2全ての教職員の理解促進と資質・能力の向上実際の様子成果児童・生徒や教員の感想今後に向けて取組のポイント取組 区内在住の外国につながる子どもや大人に区内の小中学生に日本語指導を実施する、中野区国際交流協会(ANIC)と連携・協力することで、日本語指導・支援の充実を図る。● 中学生日本語集中教室:ANICでの日本語指導(希望制)• 週1〜2回、生徒は直接ANICへ行き、日本語指導を受け学校へ戻る。• ANICのプログラムに沿って「話す・聞く・読む・書く」を学ぶ。● ANICの日本語指導員による本校での日本語指導(希望制)• 申請が通った生徒は通算80時間まで、取り出し指導を受けられる• 本校コーディネーターも見学し、指導方法の共有と生徒の状況を把握する。● ANICの指導方法• 独自教材で指導する。※全課終了すると、JLPT3級程度• 日本語指導員により、個別・小グループ制で指導する。• 中学3年生に対し、 進路相談も適宜行う。● ANICと学校との連携• 年間と毎月の行事予定表を送付し、学校の授業や行事等を共有する。• 毎回の指導記録を共有し、中学校での日本語指導や教科指導等に役立てる。• コーディネーターとの情報交換で生徒理解を深める。■第 6 章 専門性の向上と理解促進● 日本語の習熟度に合わせて丁寧な指導が実施さ● 学習内容や生活指導に関する情報の共有は、生徒 の実態把握と保護者連絡に役立った。● 専門家による指導のため、理解の進度が早まった。● 同じ環境の仲間と学べるため、精神的にも孤立せ ず学べている。● DLAを参考に、個別指導計画に沿った連携を進● ANICの往復途中の安全管理には引き続き注意● ANICの指導を各校でどのように生かしている● 学校と保護者・生徒との通訳依頼は現在も可能であるが、更に多言語で日常的に行ってくれる体れた。〈生徒〉● ANICの教室があったから、日本語を早く学ぶことができ、希望した高校に進学できた。〈保護者〉● ここまで手厚く日本語を習得できる環境は保護者としても有難い。〈ANIC〉● 中学校で指導方法を見学できるので参考になる。● 他校の生徒との交流も生徒にとっても、よいと思う。める。が必要である。(面談時に保護者と確認)か、中学校間の情報交換を行う。制を構築する。「中野区国際交流協会(ANIC)」による学校支援

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