■当日 ❶教員による導入(読書の秋、読んでほしい本の紹介等) ガイドライン3-3 • 児童の興味がある本 (事前に把握) • 教員が児童に読んで • 児童の母語や、つなが りのある国の本等◆ 取組の工夫「紹介カード」と「感想カード ◆日本語指導推進ガイドライン 3-3日本語指導の指導・支援の実際 ※設置した本(八王子市立南大沢小学校)■1 関連項目 「日本語指導の指導・支援の実際」■2 取組のポイント 児童が日本語や母語の本を紹介し合う活動や、教員がテーマに基づいて本を 紹介する活動を設定することで、読書に親しむ姿勢や態度を育むことができる。■3 主な取組内容 実施時期: 読書週間 実施形態: 同じ日に指導を受ける児童による小集団 実施方法: ■事前 読んだ本から紹介したい本を選び、紹介カードに記入する。※紹介したい本がない児童は、教員と一緒に図書室で探し、 借りる。 本を読んだ後は、感想カードを書く。• 児童の日本語の能力に合わせて使用できるよう、4種類準備 ❶ 「( )は、( )をよみました。」+感想を選択(よかった等) ❷ 「( )は、( )をよみました。」+感想(3行) ❸ 感想(5行) ❹ 感想(7行) ■4 成果 ● モンゴル語の本を紹介した児童に対し、「読んでほしくて、自分の家のモンゴ ル語の本を持ってきた」という児童がおり、本を通じた交流が生まれた。また、 読むことが苦手な児童の中にも「本がたくさんあって、皆で静かに読む雰囲 気が好き」という児童もいた。授業とは異なる環境で、リラックスして、読書 に親しみ、楽しんでいる様子が分かった。41 ほしい本❷紹介カードを基に、皆の前で本を紹介する。❸教室内に本を多数設置し(※)、 皆で本を読む時間をもつ。記入後、廊下に掲示➡児童と本、児童と児童をつなぐ読書活動の充実
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