■■ キーワードガイドライン・自己有用感・アイデンティティ指導・支援の実際都立青梅総合高等学校3-3[ 授業の様子 ][ 作成したポップ ]40日本語指導推進ガイドライン 3-3日本語指導の指導・支援の実際実際の様子成果児童・生徒や教員の感想今後に向けて取組のポイント取組 自身の文化的背景等を生かす活動を実施することで、自己有用感の醸成やアイデンティティの形成を図り、自らの存在を価値付けできるようにする。● 文化祭に向けた活動(9月) • 文化祭のパンフレットの企画名を英語・ネパール語・タイ語・フィリピノ語等 6ヶ国語で表した「多言語版マップ」を制作した。 • 企画ごとに翻訳してほしい内容と記入枠を示したワークシートを用いて、そ れぞれの生徒が一つずつ企画の内容を母語等に翻訳する活動に取り組んだ。 その際、日本語指導担当教員や日本語指導支援員も各グループの様子を見 ながら、必要に応じて日本語を簡単な表現に直して伝えるなどの支援を行った。 • 記入したワークシートの内容をパンフレットの案内文に置き換えたものを作 成し、文化祭当日に受付で配布した。また、生徒には配布場所に掲示するポッ プも作成してもらった。■第 3 章 日本語指導が必要な児童・生徒の受入れ体制 した活動を行うことができた。自らの文化的背景を積極的に発信する機会をつくることができた。〈日本語指導担当教員・日本語指導支援員〉● 生徒がとても楽しそうに作業していたのが印象的だった。印象的だった。〈生徒〉● 楽しかった。● やってよかった。である。学校行事を中心に、同様の活動をする機会を1年間の中で複数回実施していく。◀作成したパンフレット ● 母語への翻訳を中心に、多言語への翻訳やイラスト描画等、生徒が自身の文化的背景や技能を生か● 成果物を展示・配布することによって、外国につながる生徒の存在を知らせるとともに、生徒自身が● 自身の技能を生かして、母語以外に習得している言語で翻訳する生徒もいたことが興味深かった。● 母国の国旗や山のイラスト等、母国とのつながりを前面に出して制作していた生徒が多かったのが● 自身の文化的背景を肯定的に捉えることは、生徒のアイデンティティ形成や自己実現に向けて重要生徒の母語やこれまでの経験を生かした日本語指導
元のページ ../index.html#41