■■ キーワード・第1学年・指導形態ガイドライン体制整備への支援都立田柄高等学校3-1[ SHRの様子 ][ 授業の様子 ][ 教室内掲示物 ][ 母語話者による支援 ]38日本語指導推進ガイドライン 3-1日本語指導の体制整備への支援実際の様子成果児童・生徒や教員の感想今後に向けて取組のポイント取組 登校から下校まで、シームレスな支援を実現することで、「多文化共生社会の中核人材」の育成を図る。• 複数副担任制(担任1、副担2)SHRでは3人の教員が入り、1日の流れを確実 に生徒に伝達 午前8時45分〜午後3時10分 授業• 在京外国人生徒等対象の入学者選抜及び入学者選抜でルビ付き問題を使用 した生徒を対象に取り出し授業(現代の国語、言語文化、歴史総合)• 「保健」及び「情報Ⅰ」以外の科目は習熟度別又は少人数での授業 ※ルビ付きや英語によるワークシートや一人1台端末での翻訳など活用• ジョブキャンプ(インターンシップ)やデジタルスキル講座での多言語資料や 通訳による支援 午後3時30分〜午後5時 放課後 • 放課後の日本語指導(週2回、外部連携機関講師) 4月にアセスメントを実施し、日本語の能力別5クラスに展開• 部活動や生徒会活動 場面により様々な言語が飛び交っている。場合によって日本語が共通言語 積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿が見られる。• 母語話者による支援(週2回、中国語及びネパール語) 生徒指導、教育相談、三者面談、保護者会への同席、お知らせの翻訳• 三者通話を利用した保護者への連絡■第 3 章 日本語指導が必要な児童・生徒の受入れ体制 〈 多くの教員が連携して、生徒の一日に関わることに よる成果 〉になった。の個別の支援により、担任は全体への指示や伝達を行うことができるようになった。〈生徒会長(コロンビア出身)から中学生へのメッセージ〉● 私は本当にこの学校に入って良かったと思っている。田柄高校では他の学校にはない他の文化や国を知ることで、どんな人とでも仲良くなるスキルを得ることができる。これはこれから日本に来る外国人がどんどん増えている社会で欠かせないスキルだと思う。導、進路指導、生活指導を行う。連携した指導や対応を行う。徒との日常的な関わりを増やす。〈1日の流れ〉(第1学年において1年を通じて実施) 午前8時35分 登校ショートホームルーム(SHR)分野別掲示ルビや多言語案内 QRコード● 副担任もその日の生徒の様子が分かるため、授業 等で対応しやすくなった。● 自分が担任をする際のイメージをもてるため、 自分ならどうするか考えながらSHRに出られるよう● 言葉の問題の他、日本の学校が初めての生徒がいるため、一斉の連絡が困難であったが、副担任● アセスメントの結果や日本語指導担当者会議の内容を共有し個々の生徒の特性に応じた教科指● 担任と副担任、学年付教員間で生徒情報を共有し● 教育相談、進路相談、三者面談の他、母語話者と生学級担任や教職員の協力体制
元のページ ../index.html#39