日本語指導ガイドライン
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ガイドライン2-4◆ 伝える工夫 ◆ ―「運動会のお知らせ」ー(江東区立大島幼稚園)■1 関連項目 「日本語指導に関する施設・設備の確保・整備」■2 取組のポイント  行事等のお知らせ等の文書について、伝えたい内容を精査するとともに、読み たいと思えるように連絡方法を工夫することで、保護者の理解を促し、幼稚園教 育への理解及び幼稚園生活の充実を図る。■3 主な取組内容❶ 連絡事項の精査  以前は、行事のお知らせ等を日本語で作成し、翻訳アプリ等を活用する  ことで対応してきたが、十分に伝わっているか、翻訳された内容が正確か等  の課題があった。そこで、何を伝えたいのか、何を伝えれば十分なのかを教  職員で検討し、内容を精査した。❷ 連絡方法の工夫  出身国により、行事等に対するイメージの相違もあり、内容を精査するだ  けでは、実施目的や子供たちの様子を十分に理解してもらうことは難しい。  そこで、楽しい様子が伝わるよう紙面も工夫し、英語版と中国語版を作成し  ている。また、保護者が必ず参加する必要がある場合は、やや強い言  葉(Must participate等)で伝えるよう工夫している。■4 成果  ● 伝える情報が明確かつ簡潔になったことで、保護者も容易に重要な内容を   把握することができるようになり、子供たちと一緒に楽しく参加してくださ  る保護者も増えた。信頼関係を構築する上で、しっかり伝えることが重要で  あることを改めて確認することができた。36日本語指導推進ガイドライン 2-4日本語指導に関する施設・設備の確保・整備❶ 紙面全体から「楽しいイベント」であることが分かる!  イラストや色の使い方)❷ 子供たちの様子(Smile)を行事のタイトルにするこ   とで、どのような行事か分かりやすく伝える!❸ 掲載する情報を絞ることで、見て分かる内容にする!  (日時、集合時刻、持ち物)分かりやすい 「ポスター形式」▶連絡事項の精査と連絡方法の工夫

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