日本語指導ガイドライン
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[             ガイドライン2-1ガイドライン2-2◆ 特に理解に重点を置いている内容 ◆日本語指導推進ガイドライン 2-1日本語指導の指導体制(北区立西が丘小学校)■1 関連項目 「日本語指導の指導体制」■2 取組のポイント  日本語指導に関する資料を配布し、日本語学級や日本語指導の基本的な考え 方について共通理解を図ることで、全教職員で連携して指導・支援の充実を図る。■3 主な取組内容 実施時期等 : 年度当初の職員会議(20分程度)  実 施 方 法 : 日本語指導担当教員が作成した資料(A3両面1枚)を基に説明 資料の内容 : 日本語学級の概要、北区における日本語指導が必要な児童生徒 等への指導・支援体制、日本語学級(西が丘小)通級指導の状況、 通級指導の概要、日本語指導担当教員の役割、日本語指導の基 本的な考え方• 児童にとって必要な指導をしていくためには、児童のつまずきや成長を常に把握できる学級 担任の「気付き」が重要であり、児童の日本語の能力の向上に向けて、日本語学級と在籍学級  の学級担任が連携・協力していくことが重要であること■4 成果  ● 年度当初に共通理解を図ることで、転入してきた教員も日本語学級の指導   について理解することができ、互いに「やりたいこと」や「やってほしいこと」  について積極的に発信し、連携・協力しやすい体制づくりができた。(北区立西が丘小学校)■1 関連項目 「主な関係教職員の責務・役割等」■2 取組のポイント  日本語学級での取組や在籍学級で取組(作文や日記等の作品も含む)を連絡 帳ファイルを通じて情報交換することで、児童の日本語の能力の習得や学校生 活の充実を図る。■3 主な取組内容 実施方法 : ❶ 通級指導後、日本語指導担当教員は指導内容等を記入した記       ❷ 在籍学級の学級担任は内容を確認するとともに、在籍学級での■4 成果  ● 互いの取組を共有することで、在籍学級で活躍できるために、どのようにア  プローチすればよいかを一緒に考えていくことができた。また、日本語指導    担当教員にとって、日本語学級以外の場面での児童の様子を把握すること   で、児童のできることとできないことを正確に理解し、日本語指導における  指導目標や指導内容の充実・改善につながった。29日本語指導担当教員の役割 他校通級の児童に対する指導時間の確保という点から、校内の行事等に係る業務等において、年間を通じて理解・協力してほしいこと指導時間・指導内容• 日本語で日本語を教えていること、全員が「あいうえお」の学習からスタートするわけではな   いこと日本語指導推進ガイドライン 2-2主な関係教職員の責務・役割等 録を作成し、連絡帳にファイルして、学級担任に報告 児童の様子等を記入 ※児童の取組の様子が分かる作品等があれば、コピー等もファイル 主な内容 : 日付、学習内容、学習中の様子、学級担任サイン、学級担任の先生 から■第 2 章 日本語指導実施に向けた環境整備 「学習中の様子」には、児童の頑張っている様子や授業中のつぶやきから分かったこと等も伝えている。「学級担任の先生から」には、在籍学級で課題になっていることや日本語学級での学習の成果などを報告している。校内研究の一環として、日本語指導が必要な児童が在籍する学級での授業作りにおいて知っておきたいことをテーマに説明したことが、取組を始めたきっかけである。児童の学習の様子から見られたつまずきから、在籍学級での指導で生かせるよう指導の工夫についても情報共有している。連携・協力しながら日本語の能力を育むー連絡帳等の活用ー職員会議(年度当初)で共通理解を図る

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