日本語指導ガイドライン
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ガイドライン4-1日本語指導担当教員の変える/変わる力の向上を目指して20文部科学省 外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA目的主な取組今後に向けて● 「DLA実施者養成講習」に全担当教員が参加  ■ 担当教員がDLAの実施と活用について学ぶこ ● DLA実施者と担当教員によるアセスメント  ■ アセスメントに担当教員や管理職が参加する● 年間3回の研究授業の実施  ❶ 5月「気持ちを伝える」(武蔵野小)● 日本語指導推進校の校内研修との連携 ■ 第3回研究授業には、講師として東京学芸大学  とで、指導・支援の改善を図った。  ■ 担当教員がDLAを理解することで、必要に応  じて随時、DLAを実施できるようになった。  ことで、日頃の学習や生活の様子を含めて、よ  り多角的に、児童のよさや困り感を捉えられた。  ❷ 9月「こん虫のひみつを教えます」(小作台小)  ❸ 12月「三年とうげ」(武蔵野小)  ■ 授業中の児童の姿を踏まえることで、具体的に DLAを活用した指導の工夫について協議できた。  ■ 在籍学級の学級担任と連携した指導・支援に  ついての取組を共有。DLAの結果を活用する  ことで、具体的な手立てを学級担任に提案しや  すくなった。 の米本和弘准教授をお迎えした。 ■ 講義「子どもの言語習得の特徴や言語学習の 指導・支援」には、会場校の全教員が参加。日本 語指導及び多文化共生への理解を深めること で、学校全体での組織的な指導・支援の充実を 図った。■1 日本語指導担当教員のDLAを実施する能力の向上   ●DLA講習の受講(全校)   ●DLA実施時に教員も同席し、自らもアセスメントを実施   ●結果報告会における協議(管理職も同席)■2 DLA実施結果を活用した研究授業の実施   ●DLAの結果を活用し、学習指導案を作成し、検討   ●研究授業の実施●DLAを活用した日本語指導についての導入研修及び個別の指導計画作成についての研修を実施し、日本語指導・支援の充実を図る。●DLAの結果を活用した授業を実施し、互いに見学する機会を設け、各校における日本語指導力の向上を図る。●DLAの結果を活用した教育課程・年間指導計画の作成 多角的なアセスメントによる実態把握に基づき、児童のよさを伸ばし、困り感を軽減するための指導・支援を、日本語指導教室と在籍学級が連携しながら進めていく。●計画的かつ柔軟にDLAを実施できる体制の構築 年間指導計画にDLAを位置付け、計画的に実施する。また、研修等により担当教員のDLA実施スキルを高め、必要に応じて柔軟に実施できる体制を構築する。●多文化共生社会の実現に向けた指導・支援の充実 日本語指導は、日本語を教えるだけの場ではない。対象児童が自らにつながりのある国や地域に誇りをもち、互いに尊重し合いながら共生できる学校生活の実現を目指す。日本語指導推進ガイドライン 4-1 アセスメントの実施羽村市における取組

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