日本語指導ガイドライン
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ガイドライン4-1日本語指導担当教員の捉える力・つなぐ力の向上を目指して19文部科学省 外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA目的主な取組今後に向けて結果報告会の内容及び成果日本語学級担当者研修(年2回)   「DLA実施後、日本語を話したり読んだりすることに自信を付け、日本語の学習に対してより  意欲的に取り組む姿が見られるようになった。」   「生徒がDLAの結果から、これからの学習の計画を立てたいと言ったり、日本語能力検定試験  を受けたいと言ったりしている。」  ❷管理職(在籍校)   「DLA実施後、日本語でその日の出来事を報告しにくることが増えた児童がいる。日本語を  話すことに自信がついたようだ。」  ❸学級担任(在籍校)   全体指導での留意点や指導の工夫等への質問に対して実施者が回答してくれるなど、日本語   指導のヒントにつながる視点を得ることができた。  ❹全体   DLAを通して、日頃困っていないように見える児童・生徒が、実は獲得している語彙が少なく、  質問に対して適切な説明ができないことや、反対に、日本語が十分に身に付いていないと  思っていた児童・生徒に伝える力があったことなどが分かり、教師が児童・生徒の日本語の  習熟度等を正しく把握することの重要性を確認することができた。● オンラインでも実施し、日本語学級担当教員、在籍校の管理職や学級担任が参加● 感想等  ❶日本語学級担当教員     ❷ 講師(大学教授)よりDLAについて指導〈代表校より〉  日本語学級で付けているJSL評価指標とDLAの結果とを照らし合わせて、どうして違いがあったのかを分析して発表● 第1回 ❶ 中学校(社会科)の授業における、JSLを● 第2回  DLAの結果を基に、個別の指導計画を見直し、具体的な実践として授業計画を取り入れた研究授業を実践、協議立てる力を身に付けることを目的に実施■1 DLA実施結果の在籍校(在籍学級)との共有   ●日本語学級又は在籍校(在籍学級)でDLAを実施   ●結果報告会における情報共有(対面又はオンライン)■2 日本語学級担当者研修におけるDLA実施結果の活用   ●各校における取組状況の報告   ●DLA実施結果を基に、「個別の指導計画」の見直しグループ協議    ❶ 1事例を挙げ、DLAの結果をグループで共有    ❷ 「生活適応するための日本語」、「学習に参加し思考するための言語」、「自己実現とアイデンティティ形成を支える日本語」の3観点に分けて目標を設定し、達成するためのプログラム及び指導内容を検討●「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント(DLA)」の結果を活用し、個別の指導計画の作成に生かしたり、日本語学級及び在籍学級での指導の充実を図ったりする。                ❸グループごとの発表●入級のタイミングでDLAを実施し、結果を個別の指導計画に生かす。●継続か退級かで迷っている児童・生徒に実施し、判断材料にする。●在籍校と日本語学級の先生が、DLAの結果を基にした取組とその取組の結果、 成長したことを積極的に情報共有し、児童・生徒理解を図る。日本語指導推進ガイドライン 4-1 アセスメントの実施※日本語学級の教員への調査結果より一人の児童・生徒について目標や指導内容を検討板橋区における取組

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