特集日本語指導担当教員の1年指導・支援の概要日本語指導の概要 指導・支援のポイント日本語指導の充実に向けて(日本語指導担当教員から)担当教員の1年月 内容等項目 都立青梅総合高等学校アセスメントの実施 校内担当者連絡会 校内連絡会 指導開始 コーディネーター連絡会 情報交換資格試験受験案内 文化祭に向けての取組 生徒とパンフレット(インターナショナル版)を作成多言語高校進学ガイダンス 外国につながる生徒対象の進学相談校内研修会 コーディネーター連絡会 情報交換資格試験受験補助 校内担当者打合せ 4月 新入生説明会 5月 日本語指導 6月 校内研修会 7月 校内担当者打合せ 9月 資格試験受験手続 10月 日本語指導 11月 学校説明会 12月 校内担当者打合せ 1月 担当者連絡会 2月 校内研修会 3月 単位認定処理 15●本校は、青梅市にある夜間定時制の総合学科の高等学校である。1年次から4年次までで、生徒数は約150名、外国につながる生徒の割合は20%程度である。●令和6年度の「特別の教育課程」の履修者は18名である。教員3名、日本語指導支援員8名で日本語指導を実施している。●夜間定時制の高等学校としては規模が大きく、部活動等も活発で、外国人生徒等も多数参加している。●日本語指導コーディネーターが中心となり、授業に参加できることから卒業後日本で生活できることまで、生徒一人一人の実態、目標に合わせて指導の内容を段階的に設定している。●校内担当者打合せ等の機会を通じ、生徒の成長や課題を教員と学習支援員で共有し、学期ごとに学習内容やグループ構成を見直すなど、個々の生徒に応じた指導につなげられるようにしている。●普段の授業や学校生活において、資料のルビ振り、視覚的な教材の活用、翻訳ツールの活用等の工夫を各教科・分掌で行い、日本語が分からないことによる困り感がなるべく少なくなるよう、学校全体で取り組んでいる。●教員全体に、日本語指導が必要な生徒にどのように対応していくかを自分事ととして捉える雰囲気がある。そのため、日頃から教員間で、日本語指導が必要な生徒について話題にあがることも多い。日本語指導コーディネーターは、全体に対する周知だけでなく、そういった会話の場に積極的に関わり、必要な情報を提供したり、教員の抱えている問題を把握したりしている。また、その中で得られた情報は校内研修会や、全体周知の内容をより実用性の高いものにするためにも活用している。新入生対象に日本語指導支援に関する説明オンラインアセスメントの実施今年度の指導体制について日本語指導が必要な生徒についての情報共有グループ分け・スケジュール、個別の指導計画確認都の都立高等学校の日本語指導コーディネーター連絡会出席、「やさしい日本語」に関する研修会2学期の指導体制についてJLPT受験に向けての説明会受験手続の補助「やさしい日本語」に関する演習都立高等学校の日本語指導コーディネーター連絡会、外国につながる生徒対象のブースを設置受験者対象に、受験場所・時間・行き方等の確認3学期の指導体制について日本語指導コーディネーター連絡会出席、日本語指導推進フォーラム参加地域における外国につながる生徒の情勢について次年度の支援生徒(在校生)の検討「特別の教育課程」の評価・単位認定処理生徒が楽しんで、学校生活を送れるようにするための指導・支援
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