特集日本語指導担当教員の1年指導・支援の概要日本語指導の概要 指導・支援のポイント日本語指導の充実に向けて(日本語指導担当教員から)担当教員の1年月 内容等項目 江戸川区立□西中学校日本語教育研究会 次年度入級面談開始 在籍校と連絡 職員会議 学年集会 日本語教育連絡協議会 区内担当者連絡会、情報交換指導開始 日本語指導研修 日本語指導研修 夏季休業補習 日本語教育連絡協議会 区内担当者・在籍校研修会(在籍校での支援について)日本語指導研修 日本語教育研究会 職員会議 日本語教育連絡協議会 区内担当者連絡会、情報交換●本校は日本語学級設置校であり、近隣の11校の中学校から通級している生徒が37名、校内の生徒が2名在籍している。本校は併設型小・中学校で、小学校も日本語学級設置校である。●日本語指導担当教員は3名で、各担当者の持ち味を生かせるよう、生徒の使用言語、日本語の能力等により、担当者を決定している。●令和6年度は27名で指導を開始したが、転入等の生徒により増加傾向である。指導・支援を行き届かせるためにも取組を見直し、授業等の工夫改善に取り組む必要がある。●入級時には、日本語指導担当教員が、生徒の来日の経緯や中学校卒業後の進路への考えを聞き取り、指導計画を立てる際の参考にしている。小学校から継続して通級する生徒については、中学校進学前から引継ぎを行うことで、入級に向けた生徒情報の把握や指導計画を立てる際の参考にしている。●外国につながる生徒は、日本の学校制度や入試制度などについて知らないことが多く、必要な情報にもアクセスすることが難しい。そのため、日本語学級では早い時期から進路に関する指導を始める。●日本語学級の指導では、生徒の進路希望に応じて、日本語指導、教科指導、入試対策を行う。英語での作文練習にも可能な限り対応する。●日本語学級の進路指導では、在籍校との連携を大切にしている。日本の学校制度や上級学校の種類、入試制度等について正しく知った上で、生徒が自らの進路について考えることが進路実現の第一歩になると考えている。●在籍校では、進路説明会や進路希望調査、進路面談などの様々な取組が行われているが、外国につながる生徒や保護者には難しい内容が多い。日本語指導担当教員は、在籍校ではどのように指導しているのか、日本語学級でできる支援は何かなど、学級担任とコミュニケーションを取りながら指導している。 3月 小中日本語担当者連絡会 小学校日本語指導担当者と情報交換 4月 日本語担当者会 5月 日本語教育研究会 6月 施設見学 7月 日本語指導連絡会 8月 日本語指導研修 9月 区こどもアンケート 10月 アセスメントの実施 11月 校内研修会 12月 校内研修会 1月 次年度入級調査開始 2月 授業見学会 13都内日本語学級設置校の情報共有(進路決定状況について)小学6年生を中心に入級予定児童・生徒と保護者との面談開始日本語指導の方針、スケジュール等について新学級担任との挨拶、日本語学級の説明、時間割の確認日本語指導が必要な生徒の指導・支援について日本語学級の紹介、日本語を学ぶ生徒の理解について通級開始前に入級面談を実施都内日本語学級設置校との情報共有、研修予定について都の日本指導者研修に出席(DLA実施者養成講習1)都立高校見学都の日本語指導者研修に出席(DLA実施者養成講習2)管理職、学級担任、日本語指導担当による日本語指導部会日本語指導・夏休みの宿題支援都の日本語指導者研修に出席(初級日本語指導について)区担当者との打ち合わせ、日程調整、アンケート実施DLAの実施、学級担任への結果報告、学習の記録の作成・送付日本語指導担当者研修会(個別の指導計画について1)都の日本語指導者研修に出席(DLA実施者養成講習3)都内日本語学級設置校の情報共有(進路希望状況等について)日本語指導担当者研修(個別の指導計画について2)情報共有(在籍校における支援について)区担当者、小学校学級担任、小学校日本語指導担当者との連絡区内中学校の日本語学級と相互授業見学卒業後の進路を見据えた日本語指導の実施
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