特集日本語指導担当教員の1年指導・支援の概要日本語指導の概要 指導・支援のポイント日本語指導の充実に向けて(日本語指導担当教員から)担当教員の1年月 内容等項目 世田谷区立上北沢小学校●本校は日本語指導教員加配校であり、日本語指導が必要な児童が現在14名在籍している。●日本語指導担当教員は1名であり、週に1〜3時間、個別及びグループ学習をしている。●令和6年度は対象13名で開始。本校の国際教室の存在をインターネットなどで知り、問合せや見学、年度途中からの編入も増えている。一人一人の児童に応じた指導をするためにも教員の指導力の更なる向上が必要である。●日本語指導担当教員が、日本語学習の始めに最近の出来事などを話す時間を設け、嬉しかったことや成長できたことを児童が自覚できるようにしたり、困っていることを相談できるようにしたりしている。丁寧な関わりをもつことで、児童の不安を和らげ、自信をもって学校生活が送れるように支援している。●個別の指導計画の見直しの機会を前期と後期に設定することで、児童の実態を把握し、一人一人の児童に応じた指導につなげられるようにしている。●日本語指導の後に時間を取り、授業の様子や伸び・課題を日本語指導担当教員が学級担任と共有することで、学級では見られない部分を学級担任に知ってもらい、児童の活躍できる場を増やし、自信につなげられるようにしている。●外部人材の協力を得ながらDLAを実施し、結果を個別指導に活用することで、きめ細かな指導・支援につなげている。●今年度より、校内で「日本語教育推進委員会議」を開き、日本語指導担当教員が取り出し授業対象児童の状況や支援方法を説明している。また、児童理解研修(11月)や日本語指導実践事例紹介(1月)の機会に、日本語学習での取組や大切にしていることを学級担任に伝えている。本取組を通じ、児童一人一人を理解し、個々の児童の実態に応じた指導を実現することにつなげている。●外部講師による授業観察や日本語指導について講義していただくことで、日本語指導担当者だけではなく、学級担任等の指導力向上を目指している。 3月 幼稚園・保育園等連絡会 幼稚園・保育園等担当者と情報交換 4月 校内連絡会 5月 DLA実施者養成講習 6月 学校公開 国際教室開放 教室の見学、相談 7月 校内連絡会 9月 2学期の指導の開始10月 児童理解研修 11月 日本語教育研究会 1月 日本語指導実践報告会 区の報告会に出席(日本語指導の実践紹介) 2月 次年度への引継ぎ準備11世田谷区支援校連絡会 区の連絡会に出席。月一回の情報交換の機会 ※毎月実施日本語指導理解促進セミナー 都のセミナーに出席(日本語指導入門)指導の開始DLA実施者養成講習 日本語指導理解促進セミナー 都のセミナーに出席(外国人児童教育の考え方、指導法)国際理解集会 日本語教育研究会 学校公開 国際教室開放DLA実施者養成講習 国際理解集会 今年度の指導体制等都の講習に出席(DLAの意義、DLAからの子どもの力の見取り方)都の講習に出席(DLAの見取りから指導につなげる方法)支援方法の共有日本語指導在籍児童による外国の文化の紹介都内研究会に出席(意欲的に学習に参加できる日本語指導、授業研究)支援の必要な児童について共有都内研究会に出席(教科につながる指導、授業研究)都の講習に出席(DLA実施後の成果と課題の情報共有個別の指導計画への反映)外国に滞在経験のある児童による文化の紹介児童が学ぶ意義を実感できる日本語指導の実施
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