女性・男性ともに、結婚・出産後も働き続ける両立コースが1位大卒男性正社員において、若い世代ほど実質年収は低下傾向女性の就業率「M字カーブ」はおおむね解消したが、正規雇用比率は20代後半をピークに右肩下がりの「L字カーブ」の傾向収入が低い層ほど子供の数が少なく、減少率も高い(資料)厚生労働省「賃金構造基本統計調査」、総務省「消費者物価指数」を基に株式会社日本総合研究所調査部上席主任研究員藤波匠氏が作成1943~471948~521956~601961~651966~701971~75(資料)東京大学「我が国における子供の数と学歴・収入の関係全国調査から明らかになる少子化の実態」を基に作成919871992199720022005201020152021若年層や子育て世帯の経済面での不安解消が鍵約150万円の差■600万円以上■300~600万円未満■300万円未満希望に応じた働き方を選択できる環境整備がより重要に01少子化の現状と取組の概要(万円)900800700600500400300(人)2.52.01.51.00.50.01988~92年生まれ1993~97年生まれ25~29歳30~34歳35~39歳40~44歳45~49歳50~54歳55~59歳60~64歳(生まれ年)1963~67年生まれ1968~72年生まれ1973~77年生まれ1978~82年生まれ1983~87年生まれ(注)実質年収は2021年価格5歳刻みの年齢層の年収を5年ごとにみているが、最新のデータのみ2017年から2021年の4年間のスパン1958~62年生まれ50%40%30%20%10%0%■両立コース■再就職コース■専業主婦コース■非婚就業コース■DINKsコース(資料)国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(2021年)」を基に作成※ 対象はともに18~34歳の未婚者15~24歳(資料)東京都「東京の労働力(労働力調査結果)令和4年平均」を基に作成100%80%60%40%20%0%54.0 26.113.812.225~34歳35~44歳7.745~54歳50%40%30%20%10%0%1987199219972002200520102015202169.0 22.7 20.2 2.5 29.0 6.86.55.555~64歳65歳~2.101.791.74出生年別、大卒男性正社員の実質年収の変化40代男性の子供数の推移(全国、年収別)1.60(▲24%)1.17(▲35%)0.73(▲58%)女性の理想ライフコース85.9 63.8 22.4 就業率女性の年齢階級別正規雇用比率(都)34.0男性がパートナーに望むライフコース78.3 78.5 44.1 33.6 正規雇用比率39.4若年層や子育て世帯が将来にわたる展望を描ける就労環境・職場環境を整備
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