⚫日本の少子化の大きな要因は未婚化・非婚化。特に東京は、未婚率が高⚫全国レベルで結婚行動と夫婦の出生力の要因を分析した結果、結婚行動⚫都は、進学や就職で全国から未婚者が集まり、結婚、子育てを機に隣県に⚫合計特殊出生率は移民割合の僅少な日本ではあくまでもマクロ指標として有効。計算対象となる若年人口の大きな人流を伴う自治体単位のミクロ指標としては高低比較は無効⚫婚姻数、特に初婚同士の婚姻件数の低下が問題⚫少子化の要因を分解してみると、近年は有配偶出生率が出生数を押し下げていることが分かる。結婚している人も出生意欲が低下していることを示唆している⚫退職によって失う生涯賃金が大きく、女性にとって結婚や出産がリスク⚫若い世代の不安定な雇用状況と低い年収でそもそも結婚できないこと⚫東京の人口構造自体は若く人も多く、出生率上昇のポテンシャルは高い⚫都は、若い世代、特に若い女性が就職のために多く集まっている。若年女性雇用の充実と生涯を通じた自立力を高めることで若者に選ばれる都市であって欲しい⚫最近は男女とも結婚相手に経済力を求める傾向が顕著⚫子育て費用の高さが一番重要な問題、東京は子育て費用の高さが際立っ⚫子供のいる人だけでなく、結婚していない若年層に対する働き方改革が⚫進学や就職に伴う未婚女性の流入により、都市部の合計特殊出生率は低⚫ほぼすべての人が結婚していた時代は、高学歴の人は晩婚傾向で出生率⚫都心部の合計特殊出生率が都内の中で比較的高いのは、都心部以外の都⚫合計特殊出生率を用いて地域差を論じる場合には、自治体間での人口移⚫結婚選択の三大要因は「経済要因」「出会い要因」「結婚の必然性要因」で⚫東京圏出身者は、晩婚傾向かつ東京圏からの転出が少ない特異な属性移る人も多く、合計特殊出生率が低く出る傾向も低かったが、最近は、夫婦ともに高学歴で正規社員のように雇用が安定している方が有配偶率が高く、例えばパワーカップルのような方々が都心のマンションを購入し子供を2人程度持つようなパターンも増えていることから、都心での出生率が比較的高い内に地方からの未婚の若者の流入が多いことの影響が大きいと考えるく、晩婚傾向で、20代での出生率が低い傾向の変化が出生率低下に大きく寄与と受け取られている(未婚化)が少子化の大きな要因ている必要めに出る傾向がある動の影響があることを十分に認識する必要があるあると考える85人口、世帯等有識者からの意見聴取の概要少子化の要因
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