少子化対策の推進に向けた論点整理2025
34/92

➢男性は「できるだけ残業をしないようにする」の希望が多いが、実際➢日本の男性の長時間労働割合は減少傾向にあるが、他国と比較する➢子供がいる男性は仕事時間を「減らしたい」、家事・育児時間を「増や➢男性の長時間労働割合が低い欧米諸国は、合計特殊出生率が高い傾向合計特殊出生率⚫男性の長時間労働が改善され、家事・育児を男女共同で行うことで505005と依然として高い各国の長時間労働割合の推移(就業者)男性の長時間労働割合と合計特殊出生率日本(男性)日本アメリカスウェーデンドイツノルウェー日本(女性)イギリスドイツデンマークフランスベルギーオランダスイスカナダフィンランド1015有識者の意見生活における時間の増減希望(全国)(資料)独立行政法人労働政策研究・研修機構「データブック国際労働比較2025」を基に作成2.001.501.000.500.00(資料)OECD Family Database「Fertility rates」(2025年7月取得)、独立行政法人労働政策研究・研修機構「データブック国際労働比較2025」を基に作成男性男性の長時間労働割合フランスフィンランドアメリカ韓国20女性日本【男性】【女性】20-39歳・子供有減らしたい増やしたい(資料)厚生労働省「令和4年度仕事と育児の両立等に関する実態把握のための調査研究事業」を基に作成(資料)内閣府「令和4年度新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書」を基に作成25は「残業しながらフルタイムで働く」人が多いしたい」と回答する割合が高く、特に若い世代でその傾向が強い仕事時間家事・育児時間末子が1歳になるまで末子が3歳になるまで末子が小学校低学年の間末子が1歳になるまで末子が3歳になるまで末子が小学校低学年の間(%)フルタイムで働き、できるだけ残業をしないようにする5.625.640.52.629.338.42.033.334.4長期の休業を取得する4.657.629.938.74.97.738.322.5女性男性女性男性【希望】40-69歳・子供有減らしたい増やしたい仕事時間家事・育児時間女性男性女性男性残業をしながらフルタイムで働く39.333.632.631.8育児のための短時間勤務制度を利用して働く55.612.817.331.737.441.821.0【実際】(%)35302520151020102015201820192020202120222023(%)3530252015102010201520182019202020212022202333女性の社会進出がしやすくなる23.2%34.1%33.5%14.1%1.8■■長期の休業を取得する■■残業をしながらフルタイムで働く■■フルタイムで働き、できるだけ残業をしないようにする■■育児のための短時間勤務制度を利用して働く■その他■わからない11.51.428.6%16.6%14.4%27.7%3.91.841.61.941.717.33.910.013.612.7%22.5%25.7%10.2%20.2%6.0%7.6%14.3%3.7分野⑤:就労環境・職場環境欧米に比べ日本の男性は長時間労働割合が高い長時間労働割合が低い国は出生率が高い傾向男性の仕事と育児の両立の「希望」と「実際」には差男性は家事・育児時間、女性は仕事時間を増やしたい

元のページ  ../index.html#34

このブックを見る