少子化対策の推進に向けた論点整理2025
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➢諸外国と比較すると、日本は男性の有償労働時間が長く、無償労働➢「子供を育てる自信がない」「自分の時間が取れない」「育児の心理的・肉⚫女性が子育てへのプレッシャーから「子供を育てる自信がない」ので「子供を⚫男性の正社員の働き方が改善されないと結婚や出産には踏み切れない⚫パートナーは仕事が忙しく家事を一切しないため、結婚後は家事の負担が06543210子供を欲しいとは思わない理由(都)予定の子供数が理想の子供数より少ない理由(都)体的負担に耐えられない」など、多くの選択肢において女性の回答割合が高く、子育てへの負担感が読み取れる男性男性女性女性時間の男女比が大きいグループインタビュー時の意見有識者の意見欲しいと思わない」となってしまわないよう、政策では子育てにおける男女のジェンダー規範への対策が重要大きく、仕事との両立が難しくなり職場を変えざるを得なかった。仕事しながら子育てしたいが、出産後の家事・育児と仕事の両立には不安がある(女性40代・既婚)30各国の男女別に見た生活時間(週全体平均)(1日当たり)無償労働時間の男女比(女性/男性)有償労働時間の男女比(男性/女性)日本韓国イギリス(資料)東京都「令和7年度若年層及び子育て世代を対象とした意識調査」を基に作成育児にかかる費用が心配だから将来の教育費が心配だから子供を育てる自信がないから自分の時間が取れないと思うから子供が好きではない・子供が苦手だから将来に希望を持てないから子育てしにくい社会だから子育てや教育にお金がかかりすぎるから家が狭いから自分の仕事(勤めや家業)に差し支えるから高年齢で生むのはいやだからこれ以上、育児の心理的、肉体的負担に耐えられないから健康上の理由から欲しいけれどもできないから※複数回答、一部抜粋32.4%26.9%36.2%23.6%20.6%24.5%17.9%※複数回答、一部抜粋44.4%22.4%15.3%25.1%22.3%11.4%18.6%(分)600500400300200100男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性(資料)OECD「PaidworkorStudy」、「Unpaid work」(2025年7月取得)を基に作成※「有償労働」 (paid work or study)は、「有償労働(すべての仕事)」、「通勤・通学」、「授業や講義・学校での活動等」、「調査・宿題」、「求職活動」、「その他の有償労働・学業関連行動」の時間の合計「無償労働」(unpaid work)は、「日常の家事」、「買い物」、「世帯員のケア」、「非世帯員のケア」、「ボランティア活動」、「家事関連活動のための移動」、「その他の無償労働」の時間の合計フランスアメリカ有償労働時間無償労働時間ドイツノルウェースウェーデン(倍)4.44.41.81.51.61.4■有償労働時間(男性)■無償労働時間(男性)■有償労働時間(女性)■無償労働時間(女性)1.71.61.31.31.61.31.31.41.41.14733.4%24.5%44247.6%34.5%32.2%30.1%24.8%54.4%21.9%19.0%29.7%29.5%13.6%23.9%208292女性にかかる子育ての負担が子供の数にも影響分野⑤:就労環境・職場環境日本は男女間の有償・無償労働時間に大きな開き

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