少子化対策の推進に向けた論点整理2025
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○我が国の2024年の出生数は70万人を下回った。80万人割れからわずか2年、将来推計よりも約15年早く○社会の存立基盤を揺るがす国家的な課題である少子化に対し、都は一刻の猶予もないとの認識の下、ライフ○こうした中、都内では婚姻数の増加や男性育業取得割合の上昇など、出生数の増加につながりうる「明るい○少子化の要因は複合的であり、何か一つの手立てを講じれば解決するものではない。○本資料は、出会いから結婚、妊娠・出産、子供の健やかな成長に至るまで、幅広い分野における来年度予算の国や区市町村、民間企業等との役割分担の考え方を提示した上で、都の少子化対策の強化策と全体像を整理東京都の少子化対策の現在都の少子化の現状や要因を分析し、令和7(2025)年度予算に向け政策検討における課題を整理少子化対策の推進に向けた少子化対策の推進に向けた論点整理2025明るい兆しを確かなものにするため都の少子化の現状や要因を深掘りし、令和8(2026)年度予算に向け政策検討における課題を改めて整理令和7(2025)年8月論点整理2024東京都の少子化対策2025少子化が加速している。 2030年代に入ると若年人口は大幅な減少局面を迎えるため、少子化に歯止めをかけるために残された時間はわずかであり、まさに今が正念場である。ステージを通じた切れ目のない支援を展開してきており、令和7年度予算においては、無痛分娩費用への助成や保育料の第一子無償化などの更なる支援を盛り込み、幅広く対策を実践している。兆し」が見えてきている。見えてきた「明るい兆し」を「確かなもの」にするためには、最新のデータや知見を基に、少子化の背景・要因を丁寧に分析し、把握した課題や都民ニーズを踏まえ、為すべき施策を果断に進める必要がある。政策検討の課題を整理したものである。令和5(2023)年1月令和6(2024)年8月令和7(2025)年1月論点整理2024を踏まえ、令和7(2025)年度に実践する少子化対策の強化策と全体像を整理1望む人が安心して子供を産み育てることができる社会の実現に向けて

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