子供へのヒアリング当たっては、子供が「自由に」そしてそのためには、意見を聴く大人が、子供を権利の主体として尊重し、子供の意見としっかり向き合っていく姿勢を持つことが求められます。子供と対話する時には、年齢や成長・発達段階に応じた理解しやすい言葉で話すなどの配慮が必要となりますが、一方で、子供は大人と同じように社会の一員であることをしっかり認識し、その意見を尊重することが不可欠です。「子供はまだ半人前だから」、「まだ未熟だから」といった発想で、子供の意見を軽んじたり、否定してしまうことは、勇気を持って発言した子供の尊厳を傷つけることに繋がります。まずは意見を受け止めて、なぜそう思ったのかを聞きながら、子供にとって最も良いことは何かを第一に考え、子供の思いに寄り添いながら対話していきましょう。右図は、東京こども基本条例ハンドブック(大人向け)「\こどもの権利を知ろう/東京都こども基本条例」よりhttps://www.kodomoseisaku.metro.tokyo.lg.jp/kodomo-kihonjyourei/handbook第一部子供の意見聴取について「安全に」意見を言える環境を整える必要があります。84子供の意見を聴く大人に求められる基本的な姿勢(子供を権利の主体として尊重)
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