事業概要意見聴取意見反映フィードバック広報第二部子供へのヒアリング実践手法の紹介内容75開会式〜発表会開会式保護者の待機場所を用意•保護者と離れることが苦手な子供には、保護者が待機していることを伝えて安心した気持ちで会議に参加してもらった•全3回の会議グループは同じメンバーで実施。お互いをよく知ることで緊張せずに本音で会話してもらえるように配慮(第2回以降は第1回よりも議論が活発化)•各区分の中で学年や属性が混在するようにチーム分けを行い、多様な視点で議論が進むように工夫•全ての参加する子供が意見を言いやすいように、基本的には5人グループを構成•大人は最小限の人数で対応。編集・検討委員やスタッフは別室にてオンラインでモニタリング•子供から大人が見えないように、大人の配置を配慮•会議で子供が嫌な思いをしないように、またスムーズに議論を展開できるようにルールを設定〈実際のナレーション例〉今から皆が話す言葉をサポーターのタムタムさんが皆に見えるように書いてくれます。誰かが発言しているときは、最後まで聞くようにしましょう。お友達の発言は否定しないで、誰かが困っているときは、皆で助け合いながら進めていきたいなと思います。準備はいいですか︕•子供たちにプライバシーが守られる心理的な安全性が確保された場であることを伝達•ファシリテーターの留意点は以下のとおり会議メンバー少人数グループ大人の出入りを制限参加ルールの設定ファシリテートお菓子の配布オンライン参加者への対応-ファシリテーターが誘導するのではなく、子供の自発的な発言を引き出すことを徹底-ファシリテーターもニックネーム(熊崎さん、ゆーさん等)を使い、参加者と同等の立場である雰囲気を醸成-「何かあるかな」、「何を言っても大丈夫」、「なんでも聴くよ」等の声掛けをし、子供に安心感を持ってもらう。-発言量が偏らないように議論を展開-子供の意見を言い換える際は、子供の思いや伝えたい内容を曲げないように、曖昧な点は子供に聞き返す等確認しながら進める•お菓子を用意し、休憩時間に配布。子供同士の交流を活性化•オンライン参加者にオンサイト参加者の顔や資料が見えるようにカメラの向きや場所に留意•オンライン参加者がグループディスカッションの輪に入れるようにサポート詳細•プロのMCのアナウンスにより、ワクワク感を演出•Webカメラを設置し、開会式の様子をオンライン参加者にも共有事例2︓事業の企画段階におけるヒアリング(東京都こども基本条例ハンドブック)
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