子供へのヒアリングを通じた意見聴取に関する実践事例集
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子供へヒアリングを行う際(特に悩みや困りごとを聴く場合)、子供から「虐待を受けている」「学校でいじめ子供本人の意思を尊重しつつ、適切な対応が取れるよう、予め必要な対応を検討・共有しておくことが重要です。第一部子供の意見聴取について発見から24時間以内に対応(※)児童虐待防止法第6条に基づく通告、いじめ防止対策推進法第23条に基づく通報発見情報収集事実確認方針決定対応ヒアリング中に子供本人から開示(虐待、いじめ、自殺企図等)ファシリテーター対策チーム施設監督者(館長/代表等)施設職員各種相談窓口人権擁護機関児童相談所有識監修者警察弁護士学校られている」等の話が出ることがあります。緊急時の対応フロー(例)10•ヒアリング中は深堀りしすぎず、終了後、本人に心配であることを告げ、個別に続きの話を聴いてもよいか確認•子供本人がどうしたいかを大切にしながら、大人も一緒に動いたがよいと思っていることを伝える。•本人に話を聴く際、継続的な対応も見据え、施設職員の同席を希望するか確認(希望しない場合は同席を求めない)•本人が話したくない場合は、無理に聴かず、今後話したくなったら施設職員や相談窓口に遠慮なく話してほしいと伝える。(相談機関があることを伝え、連絡先のリストを渡す)•子供本人の意思を尊重した上で、子供の最善の利益を最優先する観点から対応方法を検討必要に応じて情報共有・対応方法の協議•必要に応じて対応方法を相談•必要な場合は、法律に基づき通告・通報(※)6緊急時の対応について

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