データベースの開設により、事故の概況や詳細を調べる上で、利便性が格段に高まった。事故状況の把握やリスクアセスメントなど、研究・製品開発への活用が望まれる少子化等を背景に、子供向け製品は市場規模が縮小傾向にあるため、子供の傷害予防は、企業との共同研究が成立しづらくなってきている事故情報の検索機能以外にも、年齢・性別、時季ごとの注意喚起情報など、保護者・子供向けのコンテンツを制作してほしいているため」と回答•事故防止では「大人の見守り」が重要と考える保護者が依然として多いQ.家庭内の事故による子供の救急搬送件数が減らない理由は何だと思われますか。子供の行動が予想を超えているため気を付けていても偶然が重なるため危険なことが多すぎて予防策をやりきれない(東京都子供政策連携室子供の事故情報データベースに関するユーザーヒアリング(2025年度実施)での発言に基づき記載)大人の見守りが不十分その他0150(資料)東京都子供政策連携室「保護者の意見聴取報告書」(2024年3月)を基に作成10050200(人)事業者・研究者による利活用促進につながる効果的な普及啓発を推進保護者等の利活用促進に向け、データを利活用した分かりやすい情報発信など、親しみやすい普及啓発を実施産学連携による調査・研究や安全安心な製品開発等を促進産学連携による取組の成果を保護者等に啓発することで、事故予防のサイクルを効果的に回し、事故の起きにくい環境づくりを推進社会的なトピック等を踏まえ事故テーマを選定し、エビデンス・ベースの具体的な予防策を取りまとめ時宜を捉え、取組の成果を戦略的に発信し、社会全体で気運を醸成36事故予防のサイクル(再掲)事故情報やデータの利活用を進め、子供にとって安全安心な製品・環境づくりを産官学民一体で取り組むことが必要子供の行動特性等のエビデンスに基づく、事故が起きにくい環境づくりが重要•多くの保護者は、事故が減らない理由として「子供の行動が予想を超え有識者の声保護者の声課題分析政策強化の方向「子供の事故が起きにくい環境づくり」の推進産官学連携による予防策の開発や戦略的な情報発信等により、事故予防のサイクルを効果的に回し、子供の事故が起きにくい環境づくりを推進■子供の事故情報データベースの利活用を促進■産官学の連携促進による■エビデンス・ベースの予防策等の戦略的な発信
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