チルドレンファーストの社会の実現に向けた子供政策強化の方針2025
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○子供の声や思いに耳を傾け、子供目線に立って政策のバージョンアップを不断に図っていく。このスタンスは子供政策の原点です。子供を客体ではなく、主体として捉え、当事者である子供の声を中心に据えて「子供の最善の利益」という観点から子供政策を推進しています。○都は、毎年度、子供目線で捉え直した政策の「現在地」と子供との対話を通じた「継続的なバージョンアップの指針」として、「こども未来アクション」を策定しています。このアクションを基軸として、子供との対話を重ねながら、既存の枠組みでは対応が困難な課題に対して政策分野の垣根を越えて取り組むリーディングプロジェクト等を展開し、国や他自治体に先駆けて子供目線に立った様々な政策を歩みを止めることなく実践してきました。子供の実態、声や思いを政策に反映することが全庁に浸透するとともに、リーディングプロジェクトの一部は、着実な実施段階のフェーズへと至っています。○一方で、子供を取り巻く環境や直面する課題は、複雑化・複合化するとともに、刻々と変化し続け、新たな課題も生じています。社会情勢の変化や子供の意見・エビデンスを踏まえて明らかとなった課題の解決を目指して、アジャイルに政策を改良・強化する観点から、着実な実施段階に至ったリーディングプロジェクトを再構築するとともに、速やかに子供政策を実行するため、新たなリーディングプロジェクトを立ち上げていく必要もあります。○「チルドレンファーストの社会の実現に向けた子供政策強化の方針2025」は、子供を取り巻く様々なデータや子供の声等を整理しながら、子供政策の課題と今後の政策強化の方向を示すものです。本方針に基づき、来年度予算編成において子供政策の更なる加速と新たな展開につなげ、年度内を目途に、その内容を反映した「こども未来アクション2026(仮称)」を策定します。○子供との対話を重層的に実践しながら、全庁一丸となって次の時代の主役である子供たちの可能性を育む政策を推進し、「いま」と「みらい」を子供と一緒につくっていくことで、子供の笑顔あふれるチルドレンファーストの社会の実現を目指してまいります。1チルドレンファーストの社会の実現に向けて

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