こども芸術文化センターダブリン市コーラナノーグアイルランドは子どもの権利条約を1992年に批准(日本は1994年に批准)アイルランドは子どもの権利条約を1992年に批准(日本は1994年に批准)1995年には、子どもの権利条約第31条に基づいた「こども芸術文化センター(The Ark)」を創設。1995年には、子どもの権利条約第31条に基づいた「こども芸術文化センター(The Ark)」を創設。もとは教会だった建物を、天井や階段を子供が利用しやすい高さに改築し、子供サイズの劇場も併設。もとは教会だった建物を、天井や階段を子供が利用しやすい高さに改築し、子供サイズの劇場も併設。芸術文化の催物だけではなく、子供の権利についての様々なイベントが開催される場となっている。芸術文化の催物だけではなく、子供の権利についての様々なイベントが開催される場となっている。2000年には「国家こども戦略」を策定。戦略策定以降、「コーラナノーグ(子供評議会)」の全31行2000年には「国家こども戦略」を策定。戦略策定以降、「コーラナノーグ(子供評議会)」の全31行政区域への設置や、関係省庁に対して具体的な提言を行う「コーラナノーグ全国執行委員会」の設置政区域への設置や、関係省庁に対して具体的な提言を行う「コーラナノーグ全国執行委員会」の設置など、アイルランドは20年間にわたって、政策立案を含む様々な意思決定過程に子供が参加する仕組など、アイルランドは20年間にわたって、政策立案を含む様々な意思決定過程に子供が参加する仕組みを整備してきた。みを整備してきた。「ハブナノーグ」という、子供の参画に取り組むための研究機関があり、子供の声を聴くためのツールの提「ハブナノーグ」という、子供の参画に取り組むための研究機関があり、子供の声を聴くためのツールの提供や助言等の支援を行っている。供や助言等の支援を行っている。「Foróige(アイルランド語で「若者開発」)」という、若者支援の場が国のいたるところにあり、多様な「Foróige(アイルランド語で「若者開発」)」という、若者支援の場が国のいたるところにあり、多様な子供の居場所と能力開発の場となっている。子供の居場所と能力開発の場となっている。首都ダブリン市やアイルランド第二の都市コーク市は、まちづくりや子供の遊び場づくりに当たって、子供た首都ダブリン市やアイルランド第二の都市コーク市は、まちづくりや子供の遊び場づくりに当たって、子供たちが描いた絵を分析したり、街角にラジオステーションを設けて子供たちを楽しませながらインタビューすちが描いた絵を分析したり、街角にラジオステーションを設けて子供たちを楽しませながらインタビューするなど、様々な方法で、子供たちの声を拾い、施策に反映させている。るなど、様々な方法で、子供たちの声を拾い、施策に反映させている。Foróigeの入る建物Foróigeの入る建物Foróigeの入る建物アイルランド~多様な方法で子供の声を取り入れ、子供の参画に取り組む国~
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