ヒアリング中子供がリラックスできる雰囲気づくりや関係性の構築に努めることで、本音を話しやすい環境づくりを実施服装到着時の姿勢子供への安全配慮子供と対話する経験の豊富なファシリテーターを配置し、ヒアリングを通じて、子供を傷つけたり、ストレスをかけないよう安全配慮を徹底子供が緊張しないように、フォーマルな服装は避け、場所に馴染みやすい服装を選ぶ可能な限り職員や子供たちとコミュニケーションを取り、関係性の構築に努める声の大きさやトーンに注意し、子供が安心できるよう、明るくも落ち着いた姿勢でリラックスできるように、お菓子や飲み物、ぬいぐるみ、手で遊べる立体パズル等を用意テーマやヒアリングのルールが書かれたカードを用意し、安心できる環境であることを可視化”名字+さん”ではなく、子供自身が呼ばれたい名前を教えてもらうファシリテーター自身もあだ名など、親しみやすい呼び名を用意子供の意見を否定したり、否定的な立場の意見を代弁して伝えたりしない意見は付箋を使って提示。文字になることで、意見が聴かれている実感が生まれ、書いてある付箋を見ながら伝えたいことがさらに出てくる環境設定呼び方・呼ばれ方分かりやすい説明匿名性を確保ヒアリング時間説明と同意発言の撤回誘導・強要の禁止成長・発達段階等に応じた説明を行い、子供に分かりやすい平易な表現を使用(例)小学5年生以上:居場所/4年生まで:よくくる、自分の好きな場所子供の個人情報(氏名、住所、連絡先等)は記録せず、ヒアリングに参加した子供が特定できないようにするヒアリング時間は学校の授業時間等に鑑み、45分程度を基本としつつ、成長・発達段階等に応じて柔軟に変更ヒアリングの目的、方法、内容、所要時間、結果の取扱い、回答の自由、回答することで不利益を被らないことを、事前に施設スタッフから子供本人に説明し、子供本人に同意を得る(同意を強要しない)言った意見は、後日でも撤回できることを事前に伝える(撤回された意見は記録から削除)子供の特定の声を取り上げて、ヒアリングの方向性や内容等を誘導しない子供が話したくないことや、傷の癒えていない話まで深堀りして聴かない(話しづらい内容は、施設スタッフ等にあらかじめ確認)子供の居場所におけるヒアリング【実施に当たっての工夫】子供が話しやすい環境づくり
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