- 報道発表資料
保健医療局
ハンセン病について知っていますか オンライン講演会・パネル展示で正しい理解を
「ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律」の施行日である6月22日は、「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」とされ、国や都道府県等でハンセン病に関する行事を行っています。東京都では、都民の方にハンセン病の歴史や偏見・差別解消のための取組等を知っていただくため、オンライン講演会及びパネル展示を実施します。
1 オンライン講演会「ハンセン病問題を知っていますか」
内容
- 1 ハンセン病とは
- 2 日本におけるハンセン病政策
- (1)隔離政策と人権問題
- (2)名誉回復への道
- 3 国立ハンセン病資料館のご紹介と残された課題
- (1)ハンセン病資料館
- (2)残された課題と今後
講師
国立ハンセン病資料館事業部社会啓発課 学芸員 金貴粉氏
配信期間
令和7年6月12日(木曜日)午後2時00分から12月26日(金曜日)まで
視聴方法
東京都健康安全研究センターホームページのリンクから視聴できます。
※ご視聴に係る通信費は、視聴者様のご負担となります。

2 パネル展示「ハンセン病パネル展」
内容
ハンセン病問題についての概要、ハンセン病Q&A等
展示期間
令和7年6月21日(土曜日)から6月25日(水曜日)まで
場所
都庁第一本庁舎1階中央部アートワーク台座
ハンセン病とは
- かつては「らい病」と呼ばれていましたが、明治6年に「らい菌」を発見したノルウェーの医師・ハンセン氏の名前をとって、現在は「ハンセン病」と呼ばれています。
- 感染力の極めて弱い細菌による感染症の一つです。現在では、薬で確実に治療できます。
- 日本では、明治40年に制定された「癩(らい)予防ニ関スル件」に始まる誤った隔離政策がとられたため、患者やその家族に激しい苦痛を与えることになりました。
- 平成8年に隔離政策は廃止されましたが、引き続きハンセン病についての正しい知識を広め、偏見や差別がなくなるよう取り組んでいます。