報道発表資料
環境局, 公益財団法人東京都環境公社

次世代型ソーラーセル開発支援の対象事業者を採択しました! 次世代型ソーラーセル社会実装推進事業

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東京都では、電力のHTT「(H)へらす・(T)つくる・(T)ためる」をキーワードに、脱炭素社会の実現とエネルギーの安定確保に向けた取組を推進しています。
その取組の一つとして、「薄く、軽く、曲がる」という特徴を持った日本生まれの太陽電池である「次世代型ソーラーセル」の実用化に向け、開発事業者に対し実証費用の一部を助成する「次世代型ソーラーセル社会実装推進事業」を実施しています。
このたび、助成対象事業者を採択しましたので、お知らせします。
なお、本事業におきましては、引き続き助成対象事業者を募集しています。

助成対象事業者

YKK AP株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社、株式会社 関電工

事業概要

「次世代型ソーラーセル」を活用した建材一体型太陽光発電(BIPV)内窓の実証を実施

  • 次世代型ソーラーセルの発電性能の検証(シリコン太陽電池との比較など)
  • 次世代型ソーラーセルの内窓設置における電気システムや施工性、メンテナンス性などの検証
  • 熱線反射ガラス越しの次世代型ソーラーセルの発電性能等を確認し、普及の可能性を検証
写真1
内窓設置のイメージ図

設置場所

青海地区内ビル

事業期間

令和7年6月から令和8年2月まで(予定)

次世代型ソーラーセル社会実装推進事業について

事業概要

次世代型ソーラーセルの早期実用化に向け、開発事業者が実施する実証事業の経費の一部を助成することで、社会実装の加速化を図る。

助成対象事業の要件

  • 都の地域特性を踏まえ、都内での次世代型ソーラーセルの普及に向けた課題抽出及び効果検証を行うもの
  • 助成対象事業の成果を都内で引き続き活用し、かつ、都内での早期社会実装に向けて取り組む計画を有するもの 等

助成金額

実証事業に要する経費(調査・設計費、設備費、工事費等)の3分の2の額(上限額:4,000万円)

申請期間

令和7年4月1日~令和8年3月31日(申請総額が予算額に達した時点で終了)

予算額

1億2,000万円

申請受付窓口

(公財)東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)

事業ホームページ

ホームページ(外部サイトへリンク)

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※次世代型ソーラーセルについて

ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた太陽電池です。
シリコン系太陽電池に比べ、以下の特徴を有し、シリコン系太陽電池に対して高い競争力が期待されています。

  • 1)「薄く軽くフレキシブル」である為、設置対象の場所の範囲が広がる
  • 2)製造技術開発によって大量生産、製造コストの低下の可能性が有る
  • 3)日本発の技術であるほか、主原料のヨウ素は、世界産出量の約30%が日本国内産である

本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略20 ゼロエミッション「再生可能エネルギーの基幹エネルギー化」

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